誰が座っとったんやろか

新宿南口そばのとある居酒屋へ行ったのは、2回目のこと。
そしたら、案内されたのは、前回とおんなじテーブル。
結構広くて座席数も多いし、そこそこ混んどるのに、なんでまた。
オ●マはこの席に座らせるよーに・・・とか裏マニュアルがあるんか?
ほいで休日の午後、馬場のエクセルシオールでお茶。
さっき買ったばかりの文庫本に読みふけってみたり。
そしたら隣に、いく分ご高齢の集団 (♂×5人、♀×1人) が着席。
おとなしく茶をすするのかと思ったら、これが女子高生並みのうるささ。
それまで静かやったカフェが、一瞬にして駅前のマックになってしまったよう。
俺も思わずiPodを取り出し、イヤフォンで耳をふさいでしまった。
しばらくしてご高齢の集団はお帰りになり、別の集団がご来店。
なんだか売れない業界人っぽい風貌の面々。
ちょっとヤな予感がする。
そしたら案の定、うるさいのなんの。
外したイヤフォンを、またまた装着する羽目に。
もしかして、この席は決まってうるさいヤツらが座る席なんか? とか思ったり。
案外、席っちゃそういうもんなんやろか。
ゲ●バーでも、似たような人は、だいたい座る席が決まっとったりして。
この辺は、オネエが多くて・・・
あっちは、ガチムチで・・・
ここは、ネコで・・・
その辺は、若くてまだ擦れとらんコで・・・とか。
こんだ、あそこのかあさんに訊いてみようか。
そんなことを妄想しながら、ふと気になった。
いま座っとるとこには、俺の前にどんなヤツが座っとったんやろ。
俺が帰ったあとに、いったいどんなヤツが座るんやろ。
しかし、こればっかりは俺には知る由もなくて。
帰るフリして物陰からこっそり覗くのも、それどんなストーカーよ。
ま、自分のことが一番分かっとらんっちゅうことやろか。
そや、こんだどっか飲みに行ったら、普段なら座ろうと思わん席に座ってみるか。
・・・て、俺はなにを期待しとるんか?

