「 女みたいなこと 」 でもいいやんか

小さい頃、まだ、身体よりランドセルの方が大きく見えそうな年の頃、おうちでフェルト生地を使って風車を作りよった。
なんがきっかけで、そんなもんを作りよったんやろ、全然覚えとらん。
それは、小さく正方形に切ったフエルトの四隅に切込みを入れ、その端を真ん中に集めて、糸を通したらできる簡単なヤツ。
作ったヤツをどーするつもりやったんか、どーしたんかも全然記憶にないけど、簡単に風車の形をしたお飾りが出来るから、無性に楽しかったような気がする。
でも、それ以上に記憶に残っとるんが、そんな息子を見たオヤジが言うたこと。
風車作りに熱中しとった自分に突然、
「 そんな女みたいなことやめろ 」
とかなんとか言うてきた。
自分は楽しくて夢中になって作りものをしよったのんに、「 女みたいなこと 」 とか言われたのが、すごくショックで、でも、それっきり風車作りをピタッと止めてしまった。
まあ、針と糸で楽しそうに遊んどるより、キャッチボールやらしとる息子の方が、そりゃあ、オトンもウレシイもんやろな。
分かりますわ。
そのせいかどーか分からんけど、裁縫は学校の家庭科の授業ぐらいでしかやったことないし、今もせいぜいボタン付けが出来る程度。
でも最近、立て続けに、裁縫・・・みたいなことが続いた。
一つは、友達のズボンのボタンが取れて、そのボタン付け。
短い糸しかなかったんに、なんとか成功。
よしよし。
もひとつは、アクセサリーの修理。
アメリカ土産で買ってきたブレスレットが結局手元に残って、それを自分でしとったんやけど、糸が切れてしもーた。
そのまま諦めようかと思ったけど、あのアメリカの旅は、結構まだ自分の中でも印象的な旅として記憶に残っとるし、惚れ込んでしまったアリゾナで買ってきたっちゅうんで、なんとかするべ! とハンズへ。
そしたら留め金具が付いとる糸が315円っちゅうお得なキットがあって、それを購入し、うちでシコシコと真新しい糸に通し直して、見事に復活。
できればずっと手首にはめときたかったから、復活は素直にうれしい。
ああ、もうあのアメリカの旅から3ヵ月半も経つんやねえ・・・。
まあ、見事・・・ちゅうほど作業は大変なことやなかったけども。
それに、自分は特に手先が器用なわけでもないし、そもそも、そっち方面の秀でた能力があったとは思えんねえ。
でも、世のオトンオカンには、子供が楽しそうにしとるのやら、すごく興味を示しとるもんがあったら、それが結果的になにかに結びつこうがつくまいが、それが人に不快感を与えたり、迷惑を掛けたりするもんでない限り、男みたい、女みたい、子供っぽくない、危ない、汚い・・・とか言わんで、そっと見守りながら、フォローしながら、どんどんやらせて欲しいもんですなあ。


嫌な言葉だね。
「女みたいなこと」「女のくさったの」
これどういうの?
結構根深く、言われた時のことは子供心にも覚えてるものです。
料理でも、裁縫でも、花だろうが、踊りだろうが、皆、男がトップでいるというのに。
●murecafe
うわっ、なんか気持ちがこもってますねえ。
murecafeさんも、なんか小さい頃に言われたんすかー。
ねえ、なんの世界でも秀でた人は男でも女でもおるし、
ノンケもゲイもおるし、性別や性的指向なんちゃ関係ないのにねえ。
でも、自分の小さい頃ならまだそう言う親も多そうやったけど、
今でも多いんですかね。
せめて、自分のことを知っとるノンケの友達には、
そういう親御さんにはなって欲しくないなあ・・・。
自分は今は亡き母方のじーちゃんに、
「こいつは美川憲一みたいになりおるぞ」
とか言われてからかわれたりしてましたな〜。
幼稚園とか小学生のときのことですけどね。
まー大人しかったし、モジモジ君だったんで(今も?)
女々しい!って思ったんでしょうね〜きっと。
逆に親にはまーったく言われんのです。
親なりに思うところはある気がしますけど。
言わないだけで。
●まー
ありゃ、もうジイちゃん亡くなっとるんや。
早いねえ。
美川憲一ねえ・・・。
まーくんのジイちゃん世代にとっての美川憲一は、
今で言うカバちゃんみたいやったんやろか。
まあ、毒舌に磨きをかけていただきとうございまする。
まだまだなので。あは。
親が何も言わんってのは、ある意味怖いねえ。
まあでも、もしバレとるんやったら、そらなんも言わんかもねえ。