タバコの味を変えてみせます
※ mixi 日記を転載
先日・・・と言っても実は12月の晴れた休日のことなんやけども、書きかけの日記があったんで、遅ればせながらちょいと UP 。
そう、それは西新宿の高層ビル街でのできごと。
とあるビルの前でタバコを吸いよった自分の方へ、ひとりの女性が近付いてきた。
年の頃は、20代後半、三十路間近ってな感じ。
なんやろ、もうぴちぴちに若くはないけども、まだお手入れのおかげで、かろうじて20代の若々しさを留めとる感じ。
そんな女性が近付いてくる。
なんじゃ? 道案内か? と思いながらちょと身構えとったら、
「 タバコの味を変える練習をしてるんですけど協力してもらえませんか? 」
はあ?
まあ、まだ怪しいことを言い出したわけではないんで ( いや、十分に怪しいけども ) 、「 あーどうぞ。 」 とタバコを持った手を彼女の前に差し出してあげた。
彼女は、差し出した自分の手を左右から両の手の平で挟み ( もちろん触れはしない ) 、目をつぶり、なんだか念仏でも唱え出しそうな表情をしだした。
ふむ、一心に念力でも送っとるんかいな。
5秒ほどして、 「 どーでしょうか。吸ってみていただけますか? 」 と。
見つめる彼女。
タバコを吸う自分。
う・・・ん、こんなにジッと見つめられながらタバコを吸ったことがあったやろか・・・。
ああ、オレ、おちょぼ口になってないよね? ( 時々、注意される )
さて、味は・・・・
変わらん・・・。
「 いえ〜、おんなじですねえ。 」
「 そうですかあ・・・。じゃあ、元に戻しますね。 」
と同じ動作を繰り返す彼女。
もちろん、味は変わるわけない。
さあ、次は何を言い出す?
どこかへ一緒に行こうとか、これ買えとか言い出すぞ、こいつ・・・。
そしたら、
「 まだまだ練習が足りないみたいです。ありがとうございました。 」
と、丁寧に頭を下げて自分の前からさっさと去っていく彼女。
なんや?
なんなんや?
ホントにそれだけ?
すんげえ、拍子抜け。
絶対、キャッチセールスか、訳の分からん宗教系かなんかかと思ったのに。
なに?
それじゃあ、そんな疑心暗鬼になる自分が、なんかヤやない?
いやー、ホントに彼女はタバコの味を変える練習をしよるんでありましょうか。
どうせなら、
「 うわーーー、あ、あ、味が変わりましたよっ! 」
って言ってみればよかった。
そしたら、その後どうなったのやら・・・。
