カムアウトせんという選択

6年前、地元の看護学校を卒業し、上京してきた従妹。
その時に引越しの手伝いをして以来、6年以上会わずじまいやったけども、近々会うことになった。

つい先日、6年あまり勤めた病院を退職した彼女は、来年春ごろに結婚する予定。
しかも、すでに横浜のたいそう立派な高層マンションでフィアンセと同棲中。
なんともうらやましい・・・・。
いとこ連中で、ある意味一番の出世頭かもしれん。

でも来月には一旦、故郷大分の実家に戻り、年が変わる頃にまた戻ってくるらしい。
最後の親孝行とやらをするとか言うとった。

その従妹と会うたら、 「 にいちゃん、結婚せんと? 」 とか、「 彼女おらんのん? 」 とか訊かれるのは予想がつく。

実は、いまとなっては懐かしい北区のマンションを借りるときに、保証人になってくれたのが、この従妹のお父さん、つまりは自分の叔父。
家賃十数万円で、13Fの広い1LDKやったから、 “ これは彼女と同棲か〜? ” と疑われとったとしても不思議ではない。
まー、なんにもツッコまれんやったけど。
しかも、1年と経たずに解約したし。
うひょ。

さて、これまで高校の友達やら、職場の友達やらにはカムアウトしてきたが、まだ、親兄弟や親戚には言うたことがない。

なんか勢いで、その従妹にも言うてしまいそうな気がせんでもないが、ここはちゃんと自制せんといけんなーと思う。
別に、彼女にカムアウトすること自体は、たぶん問題ないと思うんよな。
勝手な憶測やけど。

でも、彼女にカムアウトしてしまうと、自分が、親や姉貴、親戚の叔父叔母に本当のことを言えんという足かせが彼女にも及んでしまう。

うちの親や自分の親 ( オレにとっての叔父叔母 ) とオレのことを話すような場面もあれば、親同士がオレのことを話しとる場にたまたまその従妹が同席しとるようなこともあるやろうし。
そんな時に、本当のことを言えん・・・ちゅうのは彼女には酷よな、と。
彼女にまで、そんなもんを背負わせてしまうのは、申し訳ない。

某マイミク君は、母親に
「 お母さんは、●●●君がもしカバちゃんみたいな感じでも驚かないよ。
  皆同じ人間なんだから。 」
って言われたって日記に書いとって、ちょっとうらやましかった。
( すまん。勝手に引用したぞ。でも、カバちゃんは・・・笑けた。 )

うちの母親には・・・まず言えん。
マジで精神に異常をきたしてしまうかもしれん。

本当のことを言えんままでも、自分自身が幸せでおれば、いつかは、例えば、お互いあの世に行ったら、幸せやったんやねと喜んでくれるかな、とか思いよったけど、今はねえ・・・・うわわわわ。

ひとまず、親より先にあの世に行くような親不孝だけはせんようにせんと。
せっかく死ぬまで隠し通したのに、死んで親にバレちゃー情けない。

カムアウトせんという選択” に対して4件のコメントがあります。

  1. けんた より:

    どうも、カバちゃんです(笑)

    ゲイに対して偏見のない相手であっても
    自分が完全にオープンなゲイでない限り
    カミングアウトは相手にとってはただの重荷にもなり得るし
    つまりはただの自己満足にもなり得るってことですよね…。
    相手がどうしてもゲイを受け入れられない性分なら
    それ以前の問題ですしね。
    ましてそれが親なら軽々しく考える事もできませんし…。

    それを考えると、秘密を共有するということは
    よほどの互いの信頼があって、しかもその上に
    秘密を受け入れて扱うだけの相手の余裕がなければ
    難しいことなんだなって実感します。

    だから、
    自分日記のコメントにも同じようなことを書きましたが、
    一般論的なレベルでカミングアウト至上主義みたいなのを
    掲げるのはちょっと疑問に思ってしまいますね。

  2. みのる より:

    ●けんた
    ありゃ、カバちゃん登場。ウホホ。

    友達なら、仲良くなればほぼカムアウトするかなあ、自分は。
    単に同性が好きなこと以外は、ノンケとおんなじやし。
    それに、普通に周りにゲイも結構おるんやでと、
    カバちゃんみたいなのばっかやないよと、そういう意味も込めて。

    もちろん、わざわざこっちからカムアウトするというよりは、
    親交を深めてから恋愛話になったようなときに、場の流れでさらーっとね。

    それに友達なら、自分がゲイであることはたいした秘密ではないかなあと。
    自分もゲイであることを悩んどるわけでもないし、
    相手にゲイであることについてなにか相談するつもりもないし。
    ( もちろんゲイであることを受け入れた上での悩みはあるけども )

    共通の友達で、すでにカムアウト済みのヤツがおるといいような気がする。
    「 なーんだ、あいつも普通に受け入れとるんか 」 って無意識の作用があって。

    ただ、これはオレの考えであり、オレの環境の中で言えることであって、
    ひとそれぞれに違う事情があったりすると思う。

    相手の考えや立場を受け入れる寛容さが、
    ゲイの人たちにこそあって欲しいなあと思うなあ。

    さて、なんともステキなおかあさんには、
    いずれカムアウトするんかねえ。

    さあ、オレも幸せな人生やったよとあの世で母親に言えるよう、
    頑張りますかね。

  3. けんた より:

    >みのるさん

    >相手の考えや立場を受け入れる寛容さが、
    >ゲイの人たちにこそあって欲しいなあと思うなあ。

    これ、すごく同意です。あと、

    >共通の友達で、すでにカムアウト済みのヤツがおるといいよう>な気がする。
    >「 なーんだ、あいつも普通に受け入れとるんか 」 って無意>識の作用があって。

    自分はカムアウトは一人にしかしてないせいか、
    この発想は頭になかったです。
    すごく参考になりました。

    母の事ステキだなんて言ってもらえて僕としても嬉しいです。
    母にはそれほど遠くない未来にいずれ話すときが来ると思います。

    お互い幸せになりましょうねw

  4. みのる より:

    ●けんた
    でも、カムアウトしとる共通の友達がおっても、
    それでも受け入れてくれてなさそうな人も、もちろんおったけどね。
    それはそれで、しょーがないと思っとるなあ。

    あと、自分自身がゲイであるということを肯定的に捉えとるかどうかも大事かなと。
    だって、ネガティブな秘密より、ポジティブな秘密のほうがいいっしょ。
    「 あのひとそんな秘密を持っとったんや。うわぁ・・・ 」 より、
    「 あのひとのこんな秘密知ってんだ。うひょひょー♪ 」 の方がさー。

    カム済みの同僚と取引先の人と一緒に飲んだときなんか、
    プライベートの際どい質問が取引先の人から来たりして、
    一緒になって楽しんでたなあ。ああ、なつかしい・・・。
    やからといって、ムリにハッピーぶる必要もないけどね。

    あと、肝に銘じとるのが、ゲイを特別視せんということかな。
    もちろんマイノリティではあるけどもそれはスペシャルではないわけで。
    自分自身も、たまにノンケ相手に調子に乗り過ぎてそうなときがあるんで、
    「 同性が好きなだけで、人としてあとはノンケとなんも変わらんのや 」
    ってことを頭の隅っこのほうにいつも置いとくようにしとるなあ。

    母親ねえ・・・。
    そりゃもちろん、誰より一番大事に思ってくれとると感じるんやけどね、オレも。
    でも、さすがにオレの母親には酷かなあ。息子がゲイだという事実は。
    姉貴の子供より、オレの子供が見たい、というのは言われたことなくても、
    すごく感じるね。
    ま、もうそれについては自分自身、決着は着けとるから。
    母親についてはあんまここで詳しく書けんから、また別の機会にでも。

    お互い幸せに・・・。
    ああ・・・、読んだよ。某日記。あは。
    なろ、なろ〜。

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