お雑煮だけのお正月

医療保険に入っとけばいいよなって。
そう思っとったんよね。
所帯持ちになるわけでもないし。
死んでお金を残したところで、誰が受け取るわけよ?
とか思って。

でもまあ、自分にだって、いつなにが降りかかるか分からんし。
もしものときに、葬儀代とかで迷惑かけるのはイヤやなあと。

そんなことを考えた、2012年の年の瀬。

ただでさえ慌ただしい師走に、突然舞い込んできた施主という役目。
来年ぐらいやろかと覚悟はしとったんやけど。
喪主は一応オカンとはいえ、実務は姉貴とふたりでてんてこ舞い。

でも、地元の友達で連絡したのは一人だけ。
なのに、お焼香の列にほかの友達の姿が見えたときは、なんか知らんが涙がこぼれそうに。
まあ、こらえたけど。

しかしホント、悲しんどるヒマもないくらいで。
俺は東京に戻らないけんけ、限られた時間にやらなならんことがたくさん。
役所・・病院・・年金事務所・・銀行・・税務署・・葬儀社・・・。
でも、理解ある会社のおかげで9日も休みもらって、なんとか一段落。

俺が飛行機に乗る前には、もう息を引き取っとったオトンやけど。
ぎりぎり日付が変わる前に帰り着き、実家そばの斎場で安らかに眠っとるオトンと対面。
よかったのは、苦しむことも、痛がることもなく、最期を自宅で迎えられたこと。

そして帰京して一番にやったことが、資料の取り寄せ。
とはいえ大金は必要ないし最低限の保証ってことで共済に加入。
これで1月16日以降は、とりあえず安心なのです。

しかし、喪どころか忌も明けとらんお正月。
らしいことと言えば、お雑煮食べたことくらいで。
てことで、年始の挨拶は控えさせてもらって、本年もどうぞよろしくお願いです。

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