古くて小さい展望台
まだ小学校にあがる前の、ぼんやりとした記憶。
母方の親戚四家族で、佐賀関へドライヴ。
途中で寄った小さな展望台で、風がすごく強かったことを、なぜかはっきりと覚えとる。
あのとき、大人たちは関あじ関さばを食べたんやろか。
てか、あの頃、そんなにもてはやされとったんやろか。
3月の連休に帰省したときに行ってみた。
そしたら意外にも連休というのに、佐賀関の港は、人影もまばらで静か。
言われんやったら、まさかここが佐賀関とは思えんくらいに、のんびりとした港町の風情。
ぽつんとあっためし処で、さっそく関あじ関さばの刺し身を。
ちょうど一週間前に、東京の居酒屋で関あじ関さばを食べたばかりなんやけど。

そしたら、俺でも分かるくらいに、身の締まり具合が半端ないですよ。
一週間前に食べたのは、なんやったんや? てくらいに。
そりゃそーよな。
なんつったって、まさに目の前の港で水揚げされた本場の味。
いやあ、ぜいたく。。。。
てか、はし袋の「関」の字がかわいいよね。
あのときの子供は、こんな大人になりました。
あのときの大人のうち、恵子おばちゃんと、うちのオトンはもうおらんくなったけど。
舌が満足したあと、海沿いのくねくねした細い道をドライヴ。
そしたら、道路脇に看板も案内板もない小さなコンクリートの階段を見つけた。
車を止めて階段を登ると、そこには古くて小さい展望台。
豊後水道が一望できる、景色のいい小さな展望台。
やっぱり風は強かった。



