氷の食べ過ぎ

「 毎日暑いけど、氷を食べすぎないようにね。」
メールの最後に書かれとった、その何気ない言葉を、何度も読み返してしまった。

そのメールの差出人は、高校時代の元カノ。
これまでは、PCのアドレスしか知らんやったけど、初めて届いたケータイからのメール。
ケータイの番号も一緒に添えてくれて。

ふたりとも、高校時代の仲のいい男女10人グループの一員。
高校を卒業して俺らは別れてしまったけども、帰省したときはみんなで一緒によく遊んだ。

進学先は俺が横浜で、彼女は神戸。
大学時代には、元恋人なのにお互いの家に泊りがけで遊びに行ったことも。
とはいえ、付き合いよったときも、別れてからも、身体の関係は結局なくて。

でも、なくてよかったと、あとで思った。
なぜなら、彼女は俺がゲ●やと、もう十数年前から知っとる。
まあその、俺の悪友が、バラしてしまったわけやけど。
そのあとに届いた暑中見舞ハガキには、「 ●●君が●●君らしくいられるのが一番いいと思います・・・ 」とかなんとか書いてくれとった。

とはいえ、やっぱりかなりショックやった・・・と、あとになって人づてに聞いた。
そりゃそうよな、うん。
そして、それ以降はいつも互いの帰省のタイミングがずれたりで会うこともなく、ずーっと年賀状と誕生日メールを交わすだけの間柄。

それが、十数年ぶりに再会したのが、この春。
このブログにも書いた、共通の友人のお通夜の席で。
もちろん、亡くなった友人も仲よし10人グループの一員。
 → ・いっぱい、いっぱい、ありがとう (2010/03/28)

交わした言葉はちょっとだけやったけど、十数年ぶりに元カノとふたりで話しをした。
「この前の年末、なんとか都合つけてあたしも来ればよかった・・・」
そう言って、ボロボロと涙をこぼしよった。
そう。
年末にみんなで集まったとき、元カノは来られんやった。

そして、つい最近、iPhoneにしたとPCのメール宛てに送ったら、返ってきたのがケータイからの初メール。
年賀状や誕生日メールでも、いつも近況を知らせてくれるけど、なんというか、それ以上でも以下でもない。
でも、今回のメールの最後にあった「氷を食べすぎないようにね」の一言。

ほう、まだ覚えてくれとったんや。
俺は、昔から飲み物に入っとる氷をバリボリと食ってしまう。
夏でも冬でも、それこそグラスを空っぽにする勢いで。

へえ・・・まだ覚えてくれとったんや。
年をとることができるのは、ホント幸せやんなと思った。

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